大人の女性をターゲットに、深夜だからこそ描けるディープな人間模様や緊迫するサスペンスをテーマにした「ドラマDEEP」枠の第5弾! 夫を愛するために不倫を続ける女、どんなに不倫されて後悔しても妻を愛し続ける男…。夫婦役の仁村紗和と前田公輝に、より“DEEP”な話を聞いた。
7月1日(火)スタート 毎週火曜 深0:24〜0:54 日本テレビ系
千春は愛情が深い人。全力で人を愛せるところが最大の魅力—仁村
拓哉は一見無個性に見えますが、真摯で懐が深い人間—前田
─台本を読まれての感想は?
仁村 最後まで台本を読ませていただいて、自分の役柄(千春)と、拓哉と千春の2人の愛にとても惹かれました。
前田 最初にタイトルを見た時、「どんな内容なのだろう」と思いましたが、台本を読み進めるうちに、不器用ながらも守るべき誠実な心を感じられる作品だと気付きました。すごくリアリティーにあふれている作品で、会話劇もとても自然で、その没入感に強く引き込まれました。
─仁村さん演じる出版社の営業職で働く吉岡千春と、前田さん演じる市役所の戸籍課勤務の吉岡拓哉。付き合って1年、結婚して3年になる夫婦ですが、それぞれの役の魅力とご自身と比べて似ているところは?
仁村 千春は、とても愛情が深い人です。全力で人を愛せるところが、最大の魅力だなと思います。私もどちらかといえば…千春のように人のポジティブな部分を見つけようとするタイプではありますね。
前田 僕の演じる拓哉は、一見無個性に見えますが、真摯で懐が深い人間です。不倫をきっかけに、人と向き合おうとする姿勢には誠意と愛があふれていて、その静かな説得力に惹かれました。僕自身は、これまでクセのある役が多かったので、“クリーン”な存在の拓哉をどう現場で皆さんと化学反応させていけるのか、新たな表現を丁寧に探っていきたいと思っています。
仁村 さっきチラッと話しましたけど、現場で結構台詞の練習をするタイプなんですよね?
前田 はい、お互いそうなんですよね。現場作りをしなきゃいけない状況の中、ブツブツ台詞を言う2人…っていう時間が流れるかもしれない(笑)。
仁村 会話劇なので、テンポも大事ですからね!
<続きは、TVnavi8月号をご覧ください。>
写真/竹中圭樹(アーティストフォトスタジオ) 文/松橋史子
にむら・さわ
1994年10月13日生まれ、大阪府枚方市出身。近作は「若草物語 -恋する姉妹と恋せぬ私-」(24年日本テレビ系)「あなたを奪ったその日から」(25年カンテレ・フジテレビ系)、映画『ラストマイル』(24年)など。
まえだ・ごうき
1991年4月3日生まれ、神奈川県出身。近作は「アイのない恋人たち」(24年ABCテレビ・テレビ朝日系)「366日」(24年フジテレビ系)「私をもらって」(24年日本テレビほか)、映画『正体』(24年)、ミュージカル『ミセン』(25年)など。