あの超偏屈な“牧野先生”が帰ってくる!! 小学校の保健室で、子どもたちの“言葉にできないSOS”と向き合ってきた小児科医の牧野。昨年10月期に放送した連ドラの続編となる今回の放送では、中学校、そして病院の子どもたちと再び向き合うことに。名シーンを生んだ子どもたちとの関係性や、続編に向けての思いを主演の松下洸平に聞いた。
9月24日(水) 後9:00〜10:54 日本テレビ系
変わらない良さと、変わっていく姿の両方が描かれています—松下洸平
松下が演じる小児科医の牧野は、学校医として小学校に赴任。口も態度も大きい超偏屈なドクターだが、鋭い観察眼で小さなサインを見逃さず、病気だけではなく、彼らの心を見ることで子どもたちを救ってきた。連ドラから半年後の世界を描く続編が決定し、松下は素直に喜びを表現する。
「すごく嬉しかったです! 連ドラの撮影をしていた頃から、“いつかまたやれたらいいですね”って話しはしていたんですけど、まさかこんなに早くかなうとは思わなかった。久々の医療用語には、ちょっとドキドキしました(笑)。中学生になった子たちは、環境の変化で小学生の頃には抱かなかった悩みもかかえています。一方で、牧野のぶっきらぼうな部分は健在なので、変わらない良さと、変わっていく姿の両方が描かれています」
子どもたちの数々の“言葉にできないSOS”と向き合ってきた牧野。中でも、松下が特に印象に残っているのは、1人で撮影した最終話の保健室でのシーンだった。
「最終話で卒業式に出ず、人知れず去って行く牧野が最後に保健室へ荷物を取りに行くと、机の上に子どもたちからの寄せ書きが置かれているんです。そこには、子どもたち1人1人の手形と、牧野先生へのメッセージがあって…本当に泣きそうでした。リハーサルでは白紙の紙を使って、本番で初めて本物を見るようにしたんですが、それが心に深く残っています。牧野先生はクールな性格なので、そういうのを見ても泣かないと思うんですけど、“中の人”がもうたまらなくて…(笑)。一度上を見て涙をしまってから、もう1回改めて見て…って撮影をしたのがすごく記憶に残っています。僕自身、牧野先生として生きた時間はすごく濃密で、みんなが撮影以外でも“牧野先生”って呼んでくれていたので、寄せ書きに書いてあったのは紛れもない牧野先生へのメッセージであり、僕自身に当てたメッセージとしても捉えることができたので、グッときました」
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写真/中村嘉昭 文/都丸優子
Story
小学校の保健室で“言葉にできないSOS”と向き合ってきた小児科医・牧野(松下洸平)が、今度は中学校、そして病院の子どもたちとも再び向き合うことに。
1987年3月6日生まれ、東京都出身。映画『遠い山なみの光』が9月5日公開、大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合ほか)が2026年1月より放送予定。「with MUSIC」(日本テレビ系)「美しい日本に出会う旅」(BS-TBS)にレギュラー出演中。