「警視庁捜査一課9係」から通算20作、ついに「特捜9」がファイナルを迎える。新人刑事だった浅輪直樹(井ノ原快彦)も班長に成長。村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、高尾由真(深川麻衣)ら個性的すぎる特捜班のメンバーや、分析官・三ツ矢翔平(向井康二)、直樹の妻・倫子(中越典子)、監察医・早瀬川真澄(原沙知絵)ら仲間たちも健在。彼らの最後の勇姿と、現場のこと、作品のことを、井ノ原と羽田に聞いた。
4月9日スタート 毎週水曜日 後9:00~9:54 テレビ朝日系
これまであまり描けなかった直樹の日常が描かれたらいいな——井ノ原
仕事と家庭の両立といった同世代の女性の悩みを志保に乗せられたら——羽田
——ファイナルシーズンへの意気込みは?
井ノ原 いつも通りです。劇中の直樹は別に「これがファイナル」だなんて思ってないですから。自分のグループが解散する時もそうでしたけど、お別れは悲しくても、もう会えないわけじゃないし(笑)。
羽田 そうですね。ホントにいつも通りにみんなで集まっています。ただ、このシリーズはどこかドキュメンタリーみたいなところがあるので、私はキャリアを積んできた女性の仕事と家庭の両立といった、同世代の女性の悩みを志保に乗せたいなと、スタッフさんとお話ししました。
井ノ原 僕は班長になったことで、みんなに任せていくのも大事だなと思っています。だから、これまであまり描けなかった倫子(中越典子)ちゃんとの日常を出せたらいいなって。
——お2人のシーンで印象的だったのは?
井ノ原 たくさんありすぎます(笑)。いつだっけ、2人で銀座の町を歩いたのは楽しかったな。
羽田 前シーズンのマンションのロケで、階段を2人で一緒に上がったシーンは覚えてる? あれを見た時に津田(寛治/志保の夫・村瀬健吾役)さんが「俺とよりも似合ってるな」って、嫉妬してたの(笑)。
井ノ原 あははは。津田さん、かわいいなあ(笑)。
——長年作品で共演を重ねる中で、お互いにどんな存在になってきましたか?
羽田 私にとってのイノッチは神です。精神性が高くて、で物事を見て万人を救う、みたいな。困ってる人や寂しい人を「同じ土俵だよ」って救ってくれるんです。
井ノ原 そう言ってくれるのは、羽田さんだけですよ(照)。
羽田 みんな、恥ずかしいから茶化してるだけ(笑)。いい意味で垣根がないのは「愛」だなと思います。年上でもけっこうイジりますし。
井ノ原 田口さんとか(笑)。先輩方とこんなふうにファミリーになれる現場は、なかなかないですよね。僕、コロナ禍のころに吹越さんと100時間くらいリモート飲みやってました(笑)。
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写真/福本邦洋 文/早川あゆみ
いのはら・よしひこ
1976年5月17日生まれ、東京都出身。近作にドラマ「連続ドラマW シャイロックの子供たち」(22年WOWOW)「つまらない住宅地のすべての家」(22年NHK)、映画『461個のおべんとう』(20年)など。
はだ・みちこ
1968年9月24日生まれ、茨城県出身。主な出演作に『花嫁のれん』シリーズ(10〜15年フジテレビ系)、連続テレビ小説『ひよっこ』(17年NHK)『おかしな刑事』シリーズ(03〜24年テレビ朝日系)など。