幼なじみ同士のもどかしい恋模様を描いた人気漫画『隣のステラ』が、福本莉子×八木勇征の初共演で映画化へ。キラキラ&キュンキュンにあふれるまぶしい撮影現場の様子とは? クランクアップ直後の2人のコメントもお届けする。
8月22日公開
まだまだ厳しい寒さの続く1月の朝――クランクインを迎えたばかりの『隣のステラ』=松本組は、都内近郊の某高校内で絶賛撮影中! 主人公・千明役の福本莉子はキュートなセーラー服姿で元気に現場入りしたが、その足元はJKらしく素足。寒さを気遣うスタッフにも常にニコニコと笑顔を絶やさず、現場の空気を一瞬にして明るくしてくれる。一方の八木勇征は、今をときめく若手俳優・昴役ということで、制服姿からも異次元のスタイルの良さを発揮。原作者=餡蜜先生とも念入りに確認し茶色のブレザーになったという制服は、八木の白い肌によくフィットしている。撮影2日目と超序盤ではあるが、すでに福本と八木は打ち解けムードでセッティング中からにこやかに談笑。(撮影当時)27歳の松本花奈監督を筆頭に全体的にスタッフ陣も年齢層が若く、フレッシュな活気に満ちた現場である。本番前の段取りをスピーディーに終え、いよいよ撮影開始。寒いながらも快晴に恵まれた3階の教室は、非常に日当たりがよく「後頭部が燃えちゃう!」とスタッフも嬉しい(?)悲鳴。この日は授業中の1シーン。当初は目が合った千明を昴が変顔で笑わすというものだったが、定規に太陽の光を反射させ千明の顔を意図的に照らすというイタズラに変更されている。「ねえ! まぶしいって!」とかわいく嫌がる千明だったが、途中から千明も昴の顔を「えい!」と照らし返し、しばし2人の攻防戦が勃発。「ちょっと!(光が)強いよ」「え~弱いよ~」とほぼアドリブで芝居を続ける2人の平和なやり取りに、スタッフも思わず頬がゆるむ。「このシーンだけで、両想いなんじゃないかって気もする(笑)」というスタッフもいる中、松本監督は「あまりにもガチにやり過ぎなくてもいいです(笑)」と冷静に演出をつけていく。だが永遠に見ていられるほっこりしたやり取りは、もはや今が授業中ということを忘れさせてくれるほど完全に2人の世界だった。セッティング中、優しい冬の光に照らされる福本の横顔はまさに原作から抜けだしたような可憐さで、モニターを見つめる女性スタッフ陣からも「かわいい♡」「エモい」と心の声が漏れ出ていた。
<続きは 日本映画ナビVOL.117をご覧ください。>
文/遠藤薫
原作:餡蜜『隣のステラ』(講談社「別冊フレンド」連載)
監督:松本花奈 脚本:川滿佐和子
出演:福本莉子 八木勇征
東宝配給 8月22日公開
©餡蜜/講談社
©2025 映画「隣のステラ」製作委員会