岩本照がボディーガード・北沢辰之助役として主演を務めるテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「恋する警護24時 season2」。前作では、負けず嫌いな弁護士・岸村里夏(白石麻衣)の24時間警護を請け負うことになったことで出会った辰之助と里夏が、お互いを尊敬し合い惹かれ合う関係性になったところで終わっていたことから、今作ではそんな2人の関係性がどのように変化していくのかも見どころの1つなのだが、season2では、里夏がヨーロッパの法制度を学ぶためイギリス・ロンドンへ留学することになり、辰之助と8時間の時差のある遠距離恋愛が始まるという、辰之助にとっては前作とは異なる環境が実に多い。さまざまな変化が辰之助を成長させていく今作を通して、岩本照は何を考え、北沢辰之助と向き合っているのだろう? 演じることへの思いと、Snow Manのメンバーの演技についての思いも聞いてみることにした。
毎週金曜 後11:15~0:15 テレビ朝日系
「うわっ。ドーナツ! 食べてもいいですか! めっちゃ嬉しい!」
と、取材現場にあった差し入れのドーナツを見つけ、満面の笑みを浮かべた岩本。岩本が演じる北沢辰之助も“甘いものには目が無い”という設定故に、一瞬、目の前に居るのは“岩本照”なのか“北沢辰之助”なのか分からなくなった。今はどっち? と尋ねると。
「辰之助も超甘党ですけど、今、こうしてドーナツを食べているのは岩本照です(笑)! 辰之助よりも僕の方が超甘党だと思うよ。昔から甘いものには目が無いからね!」
と、岩本は嬉しそうにドーナツを頬張りながら答えた。超甘党というのに、均整の取れた素晴らしいスタイルだ。引き締まった体型は、今作の役作りのためのものなのだろうか?
「いやいや。このドラマに入るためにトレーニング量を増やしたとかもなく、日々のルーティンをしているだけで。甘いものも普通に食べてるし、何にも気にしてないですね。昔から食べ物で食事制限したことないし、そういう意味では今回は“役作り”はほとんどしてないです。前作の辰之助は堅物で真面目な印象だったけど、後半になるにつれて恋愛要素やコメディー要素が強くなったことによって、だんだん自分に近しい感じになってきたんですよ。それもあって、season2では仲間との関係性にも慣れてきたし、割と伸び伸びと演じている感覚なんです。素のままの自分でいられるというか。前回はやっぱりまっさらな現場だったし、物語を作っていく中で“北沢辰之助”というキャラクターを作り上げていくために、いろいろと試行錯誤があったなって思います。僕は、演じた役からなかなか抜けられないとか、演じた役を私生活にまで引っ張ってしまうという感覚はないので、前作が終わってからずっと辰之助を引っ張っていた感覚はなかったんですけど、今回現場に入ったら自然と辰之助が戻ってきた感覚があったんですよね。前作でベースがあるから、season2だからこそできることや、どういうふうに広げていくかをスタッフさんや演者のみんなと話したりして、いろいろと試していくのが毎回すごく楽しみなんです」
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写真/小林ばく、TOMO(P10-11) 文/武市尚子
1993年5月17日生まれ、埼玉県出 身。近作にドラマ「恋する警護24時」 (24年)、舞台『祭 GALA』(24年)な どがある。主題歌「悪戯な天使」が収 録されたSnow Man 5th アルバム 『音故知新』が絶賛発売中。
