今作のヒロイン・松野トキは、小泉八雲の妻・セツをモデルにした人物。生活を取り巻く状況が一変した明治期、ままならない世の中を「うらめしい」けれど「素晴らしい」と、持ち前のバイタリティーで乗り切っていく。トキ役の髙石あかりが、役や作品の魅力を語る。
9月29日スタート NHK総合:月〜土 前8:00〜8:15 ※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・BSP4K 月〜金 前7:30〜7:45
——トキ役を演じてみての印象をお聞かせください。
お芝居をする時に、この役はどんな思考を持っているのかをまず考えるのですが、トキに関してはそれがなく、性格が自分と似ているなと感じます。またトキに憧れる部分もすごくあります。誰しも自分をわかってもらいたい、共感してほしい気持ちがある一方で、相手の気持ちがわからなかったり受け入れられなかったりすることがたくさんあると思いますが、トキは相手の気持ちを理解した上で、私もそう思う、私とは違う考えだと言える人。相手を尊重できる強さと、自分を守る強さを兼ね備えていると感じます。
——実在の人物(小泉セツ)がモデルとなっています。
私がセツさんを知る時に大切にしたのが「思い出の記」という本です。セツさんから見た小泉八雲さんのことがたくさん書かれています。八雲さんはご自身の正義をしっかり持っていらっしゃって、皆から愛される面とはまた違う一面があると感じました。そこを守ろうとするセツさんの愛情の深さ、カッコよさを感じました。そういった要素をトキにも反映していきたいと思っています。
<続きは、TVnavi11月号をご覧ください。>
写真/吉原朱美 ヘアメイク/坂本志穂 スタイリスト/金田健志
たかいし・あかり
2002年12月19日生まれ、宮崎県出身。連続テレビ小説への出演は初めて。
2002年12月19日生まれ、宮崎県出身。連続テレビ小説への出演は初めて。