月刊テレビナビ おとなのデジタルテレビナビ

TAG LIST

タグ一覧

CULTURE

「エクウス」織山尚大

東京・大阪で上演される舞台「エクウス」で3年ぶりに舞台作品の主演をつとめる。織山が全力で挑む本作にかける想いに、ロングインタビューで迫る。

17歳の少年が6頭の馬の目を突いて逮捕されるという実際に起きた事件を基に描かれたピーター・シェーファーの戯曲を、演出家・小川絵梨子による新訳と演出で上演。織山は数多くの名優たちが演じてきた主人公のアランを演じる。

「自分にとっていろいろな節目を超えた上での今回の『エクウス』という舞台です。いろいろな方から『大変そうだよね』って言われましたし、いろいろ資料を見てこれはただものじゃないぞ、と」

アランは精神科医・ダイサート(村川絵梨)の治療を受けることに。アランにとって信仰の対象であり神とも言える存在である馬。その目を突くという衝撃的な事件を起こしたアランの歪んだ家庭環境やその深層心理がダイサートとのやり取りで明らかになっていく。

「アランは孤独でしょうがないけど、ふて腐れることもできないんじゃないかな。コンプレックスをものすごく抱えているけど、それを周りにいるお母さん、お父さん、精神科医のダイサートなどいろいろな人が突き刺してくるんですよね。いわば内臓がむき出しの状態だから、突かれると痛いし感情が落ち着かない。そのアランに自分を重ねないといけないので毎日落ち着かない感じですけど、それはそれで『エクウス』をやってることを感じられて楽しいです」

織山といえば豊かな表現力のダンスが持ち味のひとつだが、今回は身体的表現で魅せる部分はあるのだろうか。

「エクウスは馬なんですけど、アルミ鉄の太いワイヤーみたいなものをぐるぐるにしたもので表現して、それをキャストの方が被ったり僕が持ってお芝居するシーンもあって。乗っているシーンもあるし、本当に馬と一体化しないと無理なんじゃないかと思っています。今回初めて乗馬体験をさせていただいたんですけど、そこで馬ってどういう動きをするんだろう、例えば首の振り方や関節がどこにあるのか、足の上げ方などを研究して、自分も馬であるかのように……手は馬になって感情はアランのような表現ですね。今回はダンスというよりはそういう表現なんですけど。物語が進むにつれてエクウスとアランはどんどん1つになっていくので、難しいですが馬を演じたことがないので新鮮です。ただ、稽古していると左手だけバキバキになってくる謎の現象が出てきて。ここだけ鍛えちゃおうかなって思ってます(笑)。でも馬ってすごく面白いなと思いましたし、自分の表現にめちゃくちゃ使えるなと思いました。鎖につながれた馬という存在と人間の対比の描かれ方も含めて、今後の表現にすごく影響する作品だと思います」

<続きは、STAGEnavi vol.108をご覧ください。>好評発売中のSTAGEnaviは舞台の情報に特化したエンタメ誌です。 定価1,210円[本体1,100円+税]

写真/TOMO 文/田原知瑛 ヘアメイク/服部幸男 スタイリスト/小林洋二郎

「エクウス」
1月29日~2月15日東京・東京グローブ座
2月20日~24日大阪・サンケイホールブリーゼ
6頭の馬の目を傷つけた少年アランの治療を担う精神科医のダイサート。面談を重ねるほどに少年の“ 信仰” と燃える衝動。治すこととは何か。見る者の心を揺さぶる心理劇。作:ピーター・シェーファー 翻訳・演出:小川絵梨子 出演:織山尚大 村川絵梨 岡本玲 須賀貴匡 近藤隼 津田真澄 坂田聡 長野里美 千葉哲也
おりやま・なお
2003年10月27日生まれ、東京都出身。近作に黒田育世 再演譚 vol.2『波と暮らして』『ラストパイ』(23年)、映画『うちの弟どもがすみません』(24年)、ドラマ「恋する警護24時」(24年)「リベンジ・スパイ」(25年)などがある。

RECOMMEND

RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5

RELATED

PAGE TOP

公式LINE友だち募集中!

TVnavi&おとなのデジタルTVナビはスマホでも楽しい! 誌面では掲載できなかった撮り下ろし未公開画像など、公式LINEでしか見れない特典がたっぷり!
公式LINE友だち追加