推しのアイドルに全てを捧げ、共犯となる男の運命を描いたサスペンスドラマ「ひと夏の共犯者」。連ドラ初出演にして初主演を務めるのはtimelesz橋本将生。2つの⼈格を抱え、事件の容疑者となるヒロイン⽚桐澪/ 眞希を恒松祐里が演じる。
毎週金曜 深0:12〜0:42 テレ東系
アイドルデビューできそうなくらいキラキラしてました―橋本
あのオーディションを合格しただけあって成長力がすごい!― 恒松
――まずは作品の見どころから聞かせてください。
橋本 青春の夏のきらめきという雰囲気もありつつ、そこから一気にサスペンスへ切り替わる瞬間があって、そのグラデーションが美しい作品だと思います。人間の弱さや汚さも描かれているんですが、逆にそれがリアルに感じられて僕自身すごく惹かれるポイントですね。
恒松 橋本さんが演じられる巧巳にとって、忘れることのないひと夏の思い出をいろんな角度から表現しているので、そこを楽しんでいただきたいです。私個人としては、1話でアイドルのライブシーンがあったのですが、レコーディングをして歌って踊ってというのは映像では初めてで印象的でした。現役アイドルの方の前でいうのも恥ずかしいのですが、頑張りました(笑)。
橋本 めちゃめちゃ素敵でしたよ。現場で見ていても「もうこのままアイドルデビューできるんじゃないか」って思うぐらいキラキラしていて。
――物語では、そのアイドルが二重人格だったという設定です。
恒松 今回初めて2つの人格を持つ役に挑戦します。30分枠のドラマでは、分かりやすくテンポよく見せることも大事ですが、繊細さも失わないように、バランスを大切にしながら演じています。役作りは2人分なので、準備も2倍、セリフ量も2倍でかなり大変ですが、そのぶんやりがいがあります。
――岩井巧巳役について、橋本さんはどう感じていますか?
橋本 巧巳はちょっと頼りなくてさえない大学生なんですが、自分で決めたことには真っすぐな人。そういう部分にすごく共感できましたし、台本を読んでいると「わかるなぁ」と思う瞬間が多かったです。演じるとますます愛着が湧いてきて、今は巧巳として生きられることが嬉しいですね。難しい部分もありますが、「巧巳ならどうするか」を考えるのはとても楽しいです。
恒松 橋本さんは連続ドラマ初出演ということで不安もあったかと思いますが、撮影に入ってから毎日お芝居がうまくなっていて、吸収力が本当にすごいです。あのオーディションを合格された方なので、さすがだなと思いました。現場で台本を開いているところを見たことがないのですが、セリフも完璧に覚えていらっしゃって。台本はいつ覚えているんですか?
橋本 普通に家で覚えてますよ。台本は一応車にはあるんですけど、お守り程度に置いてるだけで開いてはないです。(菊池)風磨くんから「現場では台本を開くなよ」って言われてるので。
恒松 そうだったんですね。影の努力を感じます。
<続きは、TVnavi12月号をご覧ください。>
写真/中村嘉昭 文/諏訪圭伊子 ヘアメイク/[橋本]丹澤由梨子、[恒松]横山雷志郎(Yolken) スタイリスト/[橋本]九(Yolken)、[恒松]武久真理江
はしもと・まさき
1999年10月17日生まれ、神奈川県出身。「timelesz project -AUDITION-」を経て2025年2月にtimelesz に加入。「タイムレスマン」(フジテレビほか 毎週火曜 深0:15)、「timeleszファミリア」(日本テレビ系 毎週月曜 深0:29)にレギュラー出演中。本ドラマの主題歌「Limited Nights」が収録されているシングル「Steal The Show/レシピ」が11月12日に発売。
つねまつ・ゆり
1998年10月9日生まれ、東京都出身。2005年に子役としてデビュー。近作は、ドラマ「私の死体を探してください。」「わたしの宝物」(24年)、「ガンニバル シーズン2」「ひとりでしにたい」、映画『きさらぎ駅 Re:』(25年)。映画『消滅世界』が11月28日に公開予定。「Sound Inn S」(BS-TBS 毎月第3日曜 後6:00)にレギュラー出演中。
