放送中のドラマ「能面検事」に出演中の上川隆也。〝どんでん返しの帝王〟といわれる小説家・中山七里の同名シリーズをドラマ化。1ミリも表情を変えない、大阪地検のエース検事を演じる彼にドラマへの思いや検察ドラマの魅力を聞いた。
毎週金曜 後9:00〜9:54 テレ東系
能面だけど感情がないわけではない不破を、どこまで体現できるかが楽しみ
上川隆也の出演作には警察ドラマや検察ドラマが多い印象がある。ご本人にそれをお伝えすると「私もそう思います」と答えが。自身の思いをできるだけ嘘のないように伝えるトークは、その誠実さゆえ、取材の現場がなんともいえず温かな空気に包まれるが、彼のそうした誠実さや温かさが、こうしたジャンルの作品を引き寄せているのかもしれない。これまでにも中山七里原作をドラマ化した作品に出演している上川だが、今作は、どのような印象を持ったのだろうか。
「中山七里先生の作品は、とにかくストーリーテリングが魅力的で、手を止めることなく最後まで読まされてしまう力強い作品ばかりですが、今回もそうした作品の魅力をどこまでお伝えできるのか。そこが一番の課題だと思っています」
能面のごとく表情を変えない検事・不破俊太郎役への思いを聞いてみると…。
「能面のように無表情だからといって、彼自身が何の感情もない人間かといったら、決してそんなことはないと思うんです。能面という言葉をどこまで咀嚼できるのか。台本を読ませていただいて、僕が魅了された不破俊太郎というキャラクターをどこまで体現していけるのかが、今回、僕が演じるうえでの何よりの楽しみではあります」
<続きは、TVnavi9月号をご覧ください。>
写真/中村嘉昭 文/多賀谷浩子 衣装協力:ロスガポス フォー スタイリスト(03-6427-8654)
かみかわ・たかや
1965年5月7日生まれ、東京都出身。近作に「花咲舞が黙ってない」(24年)、「問題物件」(25年)など。主演舞台『忠臣蔵』が12月12日の東京・明治座をはじめ、名古屋、富山、大阪と順次公演予定。
1965年5月7日生まれ、東京都出身。近作に「花咲舞が黙ってない」(24年)、「問題物件」(25年)など。主演舞台『忠臣蔵』が12月12日の東京・明治座をはじめ、名古屋、富山、大阪と順次公演予定。