若手演歌・歌謡歌手である新浜レオンが紅白歌合戦に初出場した。それを記念して、チャンネル銀河では「祝! 紅白初出場 新浜レオン特集」の放送が決定。紅白出場への感慨や、懐かしい映像も楽しめる特集編成について、新浜レオンが熱く語った。
CSチャンネル銀河
——まずは紅白出場、おめでとうございます。
ありがとうございます。デビューしたのが2019年、その年にレコード大賞の新人賞をいただけましたが、コロナ禍になってしまって。ですから2024年は「皆さまに直接お会いする」ということを大切に走ってきました。それが実って本当によかったなと思います。僕ももちろんうれしいですが、ファンの方々やスタッフのみなさん、お世話になっている方々が喜んでくださっているのが、一番幸せです。
——ご両親やお友達といった周囲の方々からの反応は?
発表の当日に両親に電話して、すごく喜んでくれました。まだ会えていませんが(取材時)、後で親戚から聞いたら、父は泣いていたらしいです。プライベートの友達は、歌手を目指すと決めたときに何かを犠牲にする覚悟が必要だと決心して、連絡を絶ったんです。だから友達というより、知らない番号から「おめでとう」ってたくさんメールが入っていました(笑)。イベントで訪れたショッピングモールの店員さんも「おめでとう」と言ってくださって、こんなにたくさんの方からお声がけいただけるのははじめてです。
紅白歌合戦のすごさを改めて感じました。
——歌手仲間のみなさんからは?
辰巳ゆうとさん、真田ナオキさんとのグループLINEがあって、そこに辰巳さんから「コングラッチュレオン!」「泣いた〜?」とか入りました(笑)。辰巳さんとは「神5」として、演歌・歌謡を盛り上げようと一緒にやってきましたけど、僕はあえて覚悟を持って、そこから卒業したんです。それでも温かいメッセージをいただけるのは本当にありがたいですね。ナオキさんは会ったときに「紅白歌手だから今度奢ってね〜」って(笑)。
——紅白をお好きな野球で例えると?
僕はずっと、紅白は「歌い手の甲子園」だと思っています。出場の切符を手にしたら、次は1勝したい、優勝したいと思うところも似てますよね。歌い手である以上、これからも生涯紅白に出場し続けることを目標にしています。そして、出場できるたった1校の裏には、負けてしまったたくさんの学校がある。その想いを背負う責任も必要だと思っています。
——当日の衣装の予定は?
まだほとんど決まってなくて。(取材は12月中旬)ただ、白組なので白と、自分のラッキーカラーのグリーンを活かした衣装にしようというくらいです。
——2月にチャンネル銀河で放送される特集「祝! 紅白初出場 新浜レオン特集」について教えてください。2021年「新浜レオン ハイブリッドコンサート 君との時間」は?
うわ〜、ちょっと懐かしい感じです。ピアノの弾き語りをやったときですよね。五木ひろしさんから「歌手であるならいろいろな楽器にチャレンジしなさい」とアドバイスをいただいて。でも震えが止まらなくて、鍵盤が虫に見えました(笑)。堀江淳さんもいらしてくださっていますよね。
——2023年の「ゆうと王子の大冒険」「ナオキとレオンの熱唱野球部」のコラボステージは?
この3人(辰巳ゆうと、真田ナオキ、新浜レオン)だけでのコンサートって、現状これだけかな。その意味ではレアですよね。辰巳さんは、こんなに王子様なのにゲームコーナーではあんまりカッコ良くない姿を見せてくれてます(笑)。
——2024年の「歌仲間ライブスペシャル12」はいかがでしょう。
キム・ソンジェさんがめちゃくちゃ面白くて。パク・ジュニョンさんとお2人は韓国で過ごされたので、僕も改めて韓国が大好きになって、いつか日本の歌の魅力を韓国でご披露したいなと思いました。
——「ナオキとレオンの熱唱野球部」は、先日行なわれたファンイベントの模様が放送されます。
僕もナオキさんも野球が大好きで、これまで番組では強豪の小中学校の生徒さんたちと本気で戦ったりしています。目標に向かってまっすぐ突き進むことがいちばん輝くんだって、生徒さんたちを見てるとすごく思うので、視聴者のみなさんにも伝わるかなと思います。ファンイベントは、ナオキさんと僕がファンの方々と汗をかきながらガチで頑張るという、ほかにはない姿が見られると思うので、楽しみにしてほしいです。
——バリエーション豊かなラインナップですね。
最近ファンになってくださった方からの反響が怖いです(笑)。過去の映像は「もっと大きく動けよ!」とか反省がより濃く出ちゃうので、自分ではあんまり見たくないんですよ。もちろん、そのときなりに全力だし、それがあってこその今なんですけど。
——これから先の目標は?
大好きな西城秀樹さんのスタジアムライブが強く印象に残っているので、僕も甲子園と、あとは高校時代に最後に負けた球場である千葉(現・ZOZO)マリンスタジアムで単独コンサートをやりたいです。今年は「単独」にこだわりたい。全国ツアーもあるので、演歌・歌謡を飛び越えて、新浜レオンにしかできないステージをお届けしたいです。それに、まだまだ「新浜レオン」を知らない方も多いですから、流行語大賞を狙って「がんばレオン」「おつかレオン」と言い続けたいと思っています。紅白はゴールじゃなくて、あくまで通過点でありスタートだと思って、より一層気を引き締めて頑張ります!
1996年5月11日生まれ、千葉県出身。2019年シングル「離さない 離さない」でデビュー。最新曲「全てあげよう」は木梨憲武プロデュース、所ジョージ作詞作曲で、2024年度オリコン週間演歌・歌謡ランキングTOP10内連続ランクインを記録。同年、第75回NHK紅白歌合戦に念願の初出場。1月17日、新曲「炎のkiss」をデジタル配信。4月から全国ツアー「新浜レオンファーストコンサートツアー 〜全てあげよう〜」が予定されている。