大橋和也が、表では持ち前の明るさと人懐っこさを武器に会社員として働きながら、裏では兄を死に追いやった犯人を見つけるためスパイとして暗躍する多面性のあるキャラクターに挑戦! 渋谷凪咲演じる社長令嬢と恋に落ちる、胸キュン必至の“スパイ・ラブコメ”がこの夏スタート。癒やしオーラ全開で現場を和ませていた2人のグラビアを始め、大橋&渋谷によるコミカルな対談&ソロコメントからドラマの魅力を探る!
7月5日(土)スタート 毎週土曜 後11:00〜11:30 テレビ朝日系
アイドルじゃないときの僕の素の部分がキャラクターに反映されている気がします—大橋
葛藤を抱えながらも強く生きる花ちゃんを大事に演じていきたいです—渋谷
——物語を知った際の印象は?
大橋 スパイって非現実的やけど、絶対にみんな1回は体験してみたいものじゃないですか。そんな非現実的なことができるのが演技だったりするので、すごい楽しみになりました。僕が演じる優我についてはプロデューサーさんと脚本家さんと僕とで1回お話させていただく機会を設けていただいて、たわいもない話を1時間ぐらいした中で、脚本家さんが「なんとなく大橋くんの性格がわかった」って言ってくださって。それで今回の人物像が出来上がったんです。優我は多面性のある役で、僕もアイドルをしていないプライベートのときは一人が好きで静かなほう。そういう部分が役に反映されているのかなって感じがしますね。
渋谷 私も復讐×スパイが題材のラブコメと初めて聞いたときはワクワクしましたし、本が届くたびにとても面白くて作品の大ファンになっています。よくあるラブコメというよりは、優我と花の絶妙にみ合っていない掛け合いやシュールな間が本当に面白いものになっているので、幅広い年代の方にハマっていただけるのではないかなと思えてすごく嬉しいですね。私も大橋さんと同じように事前に打ち合わせの機会を設けていただいて、そこでお話したことが物語の中に落とし込んでいただいている形です。ただ、今回演じる花ちゃんが、自分の抱えているものと葛藤しながらも「これが正解だ」と信じてしっかりと選んだ道を貫いている強い女性なのに対して、私はいつも笑顔で冗談ばかりを言ってケ・セラ・セラ、なんとかなるみたいな精神で生きていまして(笑)。花ちゃんのように1秒1秒をすごく丁寧に生きているところを大事にしながら演じていきたいなと思っています。
——お互いの印象はいかがですか?
大橋 渋谷凪咲さんのことは、いつも尊敬のまなざしでバラエティー番組を拝見させてもらっていて、僕たちなにわ男子全員で“師匠”って呼んでます。
渋谷 あはははっ! それを聞いたときは、ちょっとビックリしました。師匠は恐れ多いので、できれば「なぎちゃん」みたいな感じで親しみを持ってもらうほうが嬉しいんですけども(笑)。でも本当にありがたいので、その名に恥じぬよう、これからも頑張っていきたいなと思います。
——今作ではシャチや犬のジャックなど、いろいろな動物も登場しますが、自分を動物に例えるなら何になると思いますか?
大橋 “こうでいたい”って思うのはナマケモノ。僕は関西人で、せっかちやから。いつも早く歩くしエレベーターのボタンをめっちゃ連打しちゃう。家でも一人ですごい動いちゃうから、ナマケモノのようにスローでゆっ〜くりと時間を楽しみたいなって思って。
渋谷 私も関西人ですけど、大橋さんとは真逆でゆったりタイプですよ。人よりも、ちょっと時間が進むのが遅いかもしれないです。
大橋 え、そうなん!?
渋谷 はい。もちろんお仕事ではその場のペースに合わせてやりますけど、プライベートではもうとにかく自分の心を疲れさせないっていうことを大事にしてるので(笑)。自分のペースで生きるってことを大事にしてます。そういう意味でも私がなりたいのは猫。家でも猫を飼っていたことがあり、何度猫に生まれ変わって寝ていたい!って思ったことか…! 一人の時間も好きなのですが、一方で人も好きなので「今、甘えたいな」と思ったらフニャ〜ッて寄っていっちゃう感じもちょっと猫に似てるのかなって思ったりしますね。
<続きは TVnavi8月号をご覧ください。>
写真/木村直軌 文/松木智恵

おおはし・かずや
1997年8月9日生まれ、福岡県出身。近作に「消しゴムをくれた女子を好きになった。」(22年日本テレビ系)「民王R」(24年テレビ朝日系)、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(24年)など。現在初主演映画『君がトクベツ』が公開中。なにわ男子の最新アルバム『BON BON VOYAGE』が7月2日発売。
しぶや・なぎさ
1996年8月25日生まれ、大阪府出身。近作に「離婚弁護士 スパイダー」(24、25年日本テレビ系)「地獄の果てまで連れていく」(25年TBS系)「花のれん」(25年テレビ朝日系)、映画『あのコはだぁれ?』(24年)ほか。