豊田悠による人気漫画を原作とした『パパと親父のウチご飯』は、シングルファーザー2人が共同生活をしながら子育てに奮闘する新感覚ホームドラマだ。今回、この物語の中で、松島聡(timelesz)は、短気でケンカっ早いが、情に厚いヤンキー系柔道整復師で愛梨(棚橋乃望)の父親・千石哲を演じ、千石父娘とルームシェアをすることになるもう1人の主人公であり、清一郎(櫻)の父親役・晴海昌弘を白洲迅がW主演で演じる。そんな中、今作が初のドラマ出演となる猪俣周杜(timelesz)は、千石が営む接骨院のアルバイト・阿久津竜也として出演。松島と猪俣に現場での様子を語ってもらった。
毎週土曜 後11:00~11:30 テレビ朝日系
――ドラマ、スタートしましたが、現場の様子はどうですか?
松島 すごく楽しいです。周杜もすっかり現場になじんでいるし、演技ももちろん、現場にいる時の佇いもすごく上手だなって思ってます。すごく自然に周杜の人柄が出せているんですよ。周杜が演じる阿久津竜也は、周杜が演じるからこその、憎めない愛されるキャラクターとして描かれてると思います。
猪俣 ・・・(一点を見つめて無言)。
松島 あれ!? 寝てる!?
猪俣 いや! 沁みてました。嬉しいです。
松島 沁みてたのね(笑)。良かった良かった(笑)。原作でも阿久津竜也は、みんなから愛されるキャラクターとして描かれているので、今回、阿久津竜也に周杜がキャスティングされたことを知った時、“すごい! ピッタリだと思う!”って最初に思ったくらいだったんです。
――猪俣くんから見た松島くんは?
猪俣 すごく上からになっちゃうんですけど。
松島 いきなり上から(笑)!?
猪俣 いやいや(笑)。僕、撮影に入る前に原作を読んだんですけど、ヤンキー親父役の千石哲を聡くんがやるっていうことに、ちょっとビックリしたんですよ。
松島 “松島、オマエ、大丈夫なのか!?この役できるのか!?”と(笑)。
猪俣 そう。
松島 そうって(笑)!
猪俣 いやいやいや、そういう意味じゃなくて! 聡くんって、普段ヤンキーみたいな口調で話さないし、優しいから、あまりヤンキー的なワイルドさがないというか、“ヤンキー親父”なイメージがないから想像がつかなかったんです。でも、いざ現場入って千石を演じると、一瞬にしていつもの聡くんじゃなくなるんです! いつも使わない口調なのに、すっごくなじんでいるし、普段よりも男っぽい印象ですし、千石にしか見えなくなるんです。とにかく切り替えがすごくて、これが演じるってことなのかって身をもって教えてもらいました!
――『コタローは1人暮らし』(21年)『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』( 23年)で演じた役・岩永佑は、かなりチャラい印象のホストでしたが、結果的にすごくハマってましたよね。
松島 岩永佑はチャラかったよね(笑)。
猪俣 聡くんにホストのイメージがないから、それもすごいですよね! 聡くんは、どんな役にも切り替えられるスイッチを持っている感じなんでしょうね。近くで見ていても、本当にお芝居が上手いなって感じるんです。集中力が半端ないし、圧倒される。
――松島くんも24年にハロルド役で出演した朗読劇『ハロルドとモード』に、今回6代目のハロルドとして七五三掛⿓也くんが演じていましたが、七五三掛くんが“聡ちゃんのハロルドがあまりに素晴らしすぎて打ちのめされてプレッシャーが半端なかった”と。松島くんの演技と普段との切り替えに改めて驚いたそうです。
松島 七五三掛くんが!? そんなこと言ってくれてたの!? めちゃくちゃ嬉しいな。明日(取材は翌日)見に行くから、七五三掛くんのハロルド、どんな感じなのかすごく楽しみなんです!
<続きは、TVnavi12月号をご覧ください。>
写真/TOMO 文/武市尚子 ヘアメイク/二宮紀代子 スタイリスト/九(Yolken)
まつしま・そう
1997年11月27日生まれ、静岡県出身。近作にドラマ「記 憶操作~新宿東署事件ファイル~」シリーズ(22、25年)「帰ってきたぞ よ!コタローは1人暮らし」「紅さすライフ」(ともに23年)、舞台『こども の一生』(22 年)『ハロルドとモード』(24 年)『おどる夫婦』(25 年)など。
いのまた・しゅうと
2001年8月17日生ま れ、茨城県出身。「timelesz project」を経 てtimeleszに加入。
