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「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん〜昭和の大先輩とおかしな2人〜」水前寺清子

BS12で放送中のトーク番組「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん〜昭和の大先輩とおかしな2人〜」。屈指の聞き上手、引き出し上手の笑福亭鶴瓶と阿川佐和子が、年上のゲストを招いてトークを繰り広げるこの番組の7月22日放送回(再放送8月5日)に、水前寺清子が登場。「三百六十五歩のマーチ」などのヒット曲を持つ歌手であり、同局で再放送中の大ヒットドラマ「ありがとう」の主演も務めた水前寺に、番組収録のこと、ドラマのこと、そして〝これから〟のことを聞いた。

 収録では、デビューの経緯や生き方、さらには「お父さんは音痴でした(笑)」という家族の話など、水前寺のこれまでの人生が次々と語られた。鶴瓶&阿川の絶妙なトーク術と水前寺の軽やかさでスタジオには笑いが絶えない。鶴瓶は水前寺を「年上の方に失礼やけど、可愛い人や。つかみどころがないのも可愛い」と絶賛。阿川も「この世界で60年生きてこられて大変なこともあったと思うのに、気取らずのびのびしていらっしゃるところがとても素敵です」と称えた。

 水前寺も「収録は最高でした。過去のことを話すのはぜんぜん問題ないし、けっこう覚えてるんですよ」とにっこり。「改めて思い出す作業は頭にもいいです」と茶目っ気たっぷりだ。

 さらにドラマ「ありがとう」について聞くと、「いま見ても最高に面白いです」。周知のとおり、民放ドラマ史上最高の視聴率56.3%を記録した驚異のホームドラマだ。

 「いま、ああいうふうに町の人たちが繋がってる感じって、なかなか無いじゃないですか。素晴らしいドラマに出させていただいたなと思っています。こうちゃん(恋人役だった石坂浩二)は、ご結婚されてから気軽に『遊びにおいで』と言えなくなっちゃったけど(笑)、彼に限らず、共演の方々とはいまでも仲良しですよ。おかあちゃん(母親役・山岡久乃)は亡くなってしまいましたが、それもまた思い出として話が出ます」

 同作のプロデューサー・石井ふく子の誕生会が毎年開かれており、水前寺は「毎年参加させていただいています」とのことで、その場は同窓会のようになるという。水前寺自身も毎年自宅で餅つき大会などを開催、200人が集まるとか。

 「いろいろな方と巡り合えました。ありがたいですよ」

 幼いころからショートカットだった。「母が好きだったんでしょうね」と、特徴的なボーイッシュなスタイルの由来を語る水前寺は、今年、デビューから60年。「まだまだこれからです」と、歌でロックバンドと共演したり、 SNSにチャレンジしたりしている。

  「『(ロックバンドの人たちと一緒に)ライブしたいなあ』と思ってしまって(笑)。SNSも、誰かに書いてもらうことはないと思います。自分自身で書かないと『違う!』ってイライラするから(笑)。『ありがとう』もね、いま、また新しく作ってもいいと思う。そのときの相手役はまたこうちゃんかな(笑)。石井先生にお話ししようかと思ってます」

 健康法は特にない。食べ物も運動も、節制することなく自由にしている。なので、元気の素はポジティブなその思考なのかも。

 「そうかもしれないです。自分ではあんまりわかってないけど(笑)。好きに生きてますよ」

 まだまだ活躍が楽しみな78歳。まさに〝昭和〟を代表するような大先輩だ。

すいぜんじ・きよこ

1945年10月9日生まれ、熊本県出身。60年コロムビア歌謡コンクールに出場し2位に。星野哲郎にスカウトされ、64年「涙を抱いた渡り鳥」でレコードデビュー。65年紅白歌合戦に初出場、以降22回連続出場し、紅組司会も4回務めた。68年「三百六十五歩のマーチ」が大ヒット。70年ドラマ「ありがとう」に主演。民放ドラマ史上最高の視聴率56.3%を記録した。

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