科学捜査の“最後の砦”となる敏腕鑑定人の土門誠と、ウソを見抜く“変人”研究員の高倉柊子がさまざまな難事件に挑む、岩井圭也の小説「最後の鑑定人」を原作とした本格サイエンス×ミステリー。土門役の藤木直人と高倉役の白石麻衣は初タッグだが、初回放送から2人のちぐはぐさがクスッと笑えてクセになる。
毎週水曜 後10:00〜10:54 フジテレビ系
科学的に事件を解き明かす部分はすごく共感できます—藤木
新しい視点から見えるミステリードラマだと思います—白石
─孤高で人に興味がない奇人鑑定人の土門、人を見てウソかどうかを見抜く物おじしない事務員兼研究員の高倉。ちょっと変わった役どころを、お2人はどのように捉えていますか?
藤木 科捜研の元エース。ある事件がきっかけで科捜研をやめて、自分の鑑定所を立ち上げて。あまり人と関わりたくないという、ちょっと変わったところのあるキャラクターです。自分も理系の人間なので、科学的に事件を解き明かす部分は、すごく共感できますね。
白石 私は藤木さん演じる土門先生の助手で、人のウソを見抜く変なクセと言いますか、そういうところがあるちょっと変わった人です。鑑定所に来た人にもわざとまずいハーブティーを出して、その人がウソをついているのか、正直者なのかを判断しています。私も人を見ちゃうクセがあるので共感できますし、高倉は人間観察力が高い人だなと思っています。
─専門性のある役どころですが、藤木さんはちくわ笛を極めたり、白石さんはバラエティー番組でものまねを披露されたりと、お2人とも物事に集中するとのめり込むタイプのように思いますが、最近ハマっていることはありますか?
白石 今年に入ったくらいから、せいろ(蒸し器)にハマっています。今年は食事を見直そうと思って。小麦粉を全く取らないわけではないんですけど、ちょっと控えてみようと思ったり、お野菜を多く取ろうと考えた時に、せいろは蒸し野菜や茶碗蒸しとかも作れますし。「こんなに甘かったんだ」って、お野菜のおいしさにも気付けたりするので、今いろんなお野菜を入れて試しています。
藤木 ナンバープレース(数字を配置するパズルゲーム)ですね。一時期相当やってて、それこそ舞台の楽屋とかでもやってたんですけど、目が疲れるし、老眼が進んでしまって(笑)、引退しようって1回封印したんですよ。それがつい最近、家族が100円ショップで「ナンプレ」を買ってきてくれたんです。
白石 いいですね。
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写真/福本邦洋 文/松橋史子
ふじき・なおひと
1972年7月19日生まれ、千葉県出身。「グラスハート」(Netflix)が7月31日に配信スタート。今年俳優デビュー30周年を迎える。
しらいし・まい
1992年8月20日生まれ、群馬県出身。近作は「法廷のドラゴン」(25年テレ東系)、映画『アンダーニンジャ』(25年)など。