「先生役がとうとう来たな…と思いました」と、4月期新ドラマ「なんで私が神説教」で高校教師を演じる広瀬アリスは、いたずらっ子のように笑う。
静のようにちゃんと言葉で伝えてくれる人を大切にしてほしい
4月12日スタート 毎週土曜 後9:00~9:54 日本テレビ系
主人公の静は、いわゆる熱血教師ではなく、“なんとなく高校教師になった”という、今までドラマで描かれてきた教師像とは全く違うキャラクター。ちょっとネガティブなところもある静が、いつしか問題児の生徒たちの事情に巻き込まれ、説教をしなければならない状況に陥り、とんでもない説教を繰り広げるという物語だ。そんな麗美静に臨むにあたり、広瀬は衣装やヘアメイクについてスタッフと相談しながら考えたという。
「静は人付き合いも苦手で、生徒と向き合うのは面倒くさいみたいな…(笑)。イマドキで言うと“陰キャ”なので、ちょっと陰のある一風変わった教師がいいなと思って。これまで“陽キャ”な明るい役が多かったので、そのイメージは変えたいなと話しました。だから、今回は私のイメージをかき消すくらいの…眉毛が見えない髪型や、マスカラも一切使わず、アイメイクはほぼない状態という新たな挑戦になります。衣装はパンツスタイルで、暗めの色味でシンプルにして、ヒールもほぼ履きません。こうやって外見が静になってから、静の性格がしっくりと自分に入ってくるなと感じています。普段は笑顔がほぼない役で、心の中でずっと反発しているんです。そんな彼女が説教する羽目になるのは、問題が起きたから仕方なくで…。負けず嫌いな性格なので、そう向き合うしかなくなるんです。生徒の味方でもないけど、敵でもなくて、そこが不思議な人だなと思っています。愛想がいいわけでもなくて、『私には無理だわ』とか普通に言っちゃうけど、静が自分の近くにいたら、なんか気になって近づきたくなっちゃうような、どこか惹かれる部分を持った人なんじゃないかなと思っています。自分はいつもめちゃくちゃしゃべるので、撮影の合間はお芝居との反動でずっと笑ってしゃべって発散すると思います(笑)」
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写真/福本邦洋 文/落合佑桂里 ヘアメイク/宮本愛( y o s i n e . ) スタイリスト/椎名倉平
ひろせ・ありす
1994年12月11生まれ、静岡県出身。近作は「366日」(24年フジテレビ系)「連続ドラマW 完全無罪」(24年WOWOW)「全領域異常解決室」(24年フジテレビ系)、『劇場版ラジエーションハウス』『七人の秘書 THE MOVIE』(ともに23年)など。