大企業社長の1人娘の八神結以(通称ハチ・桜田ひより)と、彼女を誘拐しようとした犯人の青年・林田大介(通称リンダ・佐野勇斗)。しかし計画は失敗するものの、結以から「私と一緒に逃げて!」と懇願されて“人質と誘拐犯”という関係の奇妙な逃避行が始まる。彼女はなぜ逃げることを選んだのか? 謎を呼ぶスリリングな展開に期待が高まる。
10月8日スタート 毎週水曜 後10:00〜11:00(初回は〜10:54)日本テレビ系
奇妙な関係の2人の掛け合いや、エモーショナルなシーンにワクワクします—桜田
今までにない、こういう破天荒な役をできることが嬉しいです—佐野
——台本を読んだ感想を教えてください。
桜田 私が演じるのは誘拐される側なので、「どんな誘拐犯なんだろう…」って考えながら読みました。人質と誘拐犯の年が近いということもあって、奇妙な関係の2人の掛け合いやエモーショナルなシーンも散りばめられていて。一体どんなふうにでき上がっていくんだろうと、台本を読んでいてワクワクが止まらなかったです。
佐野 僕は今まで内気な役が多かったので、こういう破天荒な役をできることが嬉しいです。“誘拐”の話ではありますが、ハチとリンダの2人のシーンは、すごく青春っぽいところもあるので、見ている人に2人の関係性がいいなと思ってもらえるように頑張りたいです。今回「金髪にしたいです」と相談させてもらったり、リンダの衣装は、僕の着ていた私服の感じがいいと用意してくださったものなので、私服に近いものが多いんです。また監督から「自由にやっていいよ」と言われているので、自分なりにいろいろと味付けをしてお芝居を楽しめたらなと思っています。
——ハチは誘拐されてから、令嬢ではできなかった髪染めをはじめ、いろんなことに挑戦しますが、お2人が大人になったらやりたかったことは?
佐野 左ハンドルの車に憧れがあったので、自分が乗るなら絶対に左ハンドルの車だと決めていたんです。その夢は最近やっとかないました。
桜田 すごい!! 私は兄が20歳の誕生日を迎えて、初めてお酒を飲むのを見て「いいな」って思っていたので、自分が20歳を迎えた時は、すごく嬉しかったです。父がビール好きなので、初めてのお酒はビールだったんですけど、すごく苦かったです(笑)。
<続きは、TVnavi11月号をご覧ください。>
写真/角守裕二 文/落合佑桂里、松橋史子 ヘアメイク/小林藍子 スタイリスト/加藤美紀

さくらだ・ひより
2002年12月19日生まれ、千葉県出身。近作は「相続探偵」(25年)、映画『大きな玉ねぎの下で』(25年)など。映画『モブ子の恋』が2026年初夏公開予定。
さの・はやと
1998年3月23日生まれ、愛知県出身。近作は「ひとりでしにたい」(25年)、劇場版『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション』(25年)など。