ＢＳＪａｐａｎｅｘｔで放送中の「小田井涼平のあい旅」。７月４日は80年代アイドル四天王の浅香唯さんと宮崎へ。その裏話と、7月25日の京都旅の予告も語り下ろし。本誌だけで読める旅の舞台裏、どうぞお楽しみあれ。
天然のカワイイを見た 浅香唯さんとの宮崎旅
宮崎編は浅香唯さんとロケに行きましたけど、地元愛が強くて、さすがにお詳しい。ずっと「今度はこういうところで…」と教えてくださって、この日はすっかり僕がゲストでした。
特に印象に残ったのが青島神社で、プーケットみたいな南のリゾート感がありつつ、古代から信仰の場でもあり、独特のムード。そこで吉凶を占う天の投げに挑戦。浅香さんが「今までうまくいったことないんですよー」と言いつつ一発で成功させるのを見て、かつてのヨーヨーを投げる姿が目に浮かびました。
浅香さんいうたら80年代のアイドル四天王のひとり。当時から作ったカワイイでなく自然な人やなと思っていましたが、今回お会いしたらその通り。「エヘッ」て舌をペロッと出したりするのがほんとに可愛らしいんですよ。シュークリームを食べてもカワイイし、何をやってもカワイイ。これが天然のカワイイなんやなと理解しました。
名物でいただいたのは「なんじゃこら大福」。いちご・チーズ・栗の甘露煮をあんこで包んだ大福で、かなりヘビー級。昭和62年の誕生当時、流行っていた大福の中身を全部入れたという、闇鍋的発想というか、宮崎とは直接関係ないのもおもろいし。家で高カロリーの背徳感に浸りながらこっそり食べるのが良さそうです。そして「うなぎ処鰻楽」のうなぎはテレビ通販でよく見るんですよね。表面が揚げたかのようなパリッとした仕上がりで、これがあの、いつも宣伝していた鰻楽かと。日本全国旅をしてると、こういう楽しみもあります。
そうそう、浅香さんと僕って身長差が40㎝くらいあって、たぶんこの番組で過去一の差だと思うんです。僕が鼻から下しか映ってないか、2人の顔を撮ろうとして画面がずっと斜めなんやないかと心配してましたが、オンエアを観たらそこはさすが、カメラマンさんがプロでした。
阿弥陀様と黒いラーメン 京都はいろいろ奥が深い
７月25日放送の京都編は京都の奥座敷といわれる貴船エリアからスタート。貴船神社はとにかく自然が多くて水も豊かで、パワースポット感がすごかったです。猛暑の日は相当涼しく感じるんやないやろか。いただいた「御神水ラムネ」はまあ…普通にラムネです（笑）。ここは正直に言いたいんでね。それにこういうのって、その場所の空気も合わせていただくから美味いんであって、旅に行った時はそれに対してお金を払っていると思うんですよ。あの貴船の神聖な空間で味わうラムネは清々しい、それでええんやないですかね。
永観堂のご本尊は非常に珍しい「みかえり阿弥陀」といいます。僕もいろいろお寺に連れてってもらったけど、振り返っている仏様は初めてでした。パッと見たときに思ったのは「寝違えたのかな」と…。バチが当たるのでその場では言うのをぐっと堪えましたが、まあ驚かされます。でも説明を聞くと振り返った理由の伝承があって、とにかく深い。この仏像を作った人は相当な思想家だったのではないかと思ったので、ぜひオンエアでご覧のほど。
そして京都はラーメンの激戦区ということで老舗中の老舗・新福菜館にも行きました。「京都ブラック」の名称で知られるように濃口醤油を使った黒いスープ。見た目は濃そうなんやけど、まろやかで角がないというか。麵・ネギ・もやし・チャーシューと絡めて食べるとちょうどいい味に設計されてるんです。これは裏話ですが、カメラが止まった後、どうしても知りたくて「濃口醤油を舐めさせてください」と頼んだら、厨房に入れてくれはったんです。詳しいことはもちろん企業秘密で僕もわかりませんでしたけど、醤油の時点で僕らが知ってる濃口醤油とは別物でしたね。いろんなレベルで京の奥深さを味わった京都旅であります。どうぞお楽しみに。
1971年2月23日生まれ、兵庫県出身。「かんさい情報ネットten.」（読売テレビ）、「かちかちLIVE」（サガテレビ）などに出演中。8月18日、名鉄グランドホテルで「小田井涼平トーク＆ショー」開催。